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JC考察4

3回に分けてJCの考察を行ってきましたが、おさらいをしてみましょう。

東京改修後の03年以降、5番人気以下の非社台(外国馬を含む)は(0-0-0-93)と全馬着外という絶望的な数字で、5番人気以下で3着以内に入った馬は11頭すべてが「社台関係馬」だったことから、5番人気以下の伏兵で買える馬は「社台関係馬」だけということになります。

今年の出走馬で非社台(外国馬を含む)は以下です。

アイヴァンホウ
ヒットザターゲット
アップウィズザバーズ
ワンアンドオンリー
タマモベストプレイ
ディサイファ
サトノシュレン
アンコイルド
トレーディングレザー

上記の9頭はすべて5番人気以下なので、勝ち負けどころか3着もキツイということになります。

次に、90年以降、天皇賞秋をステップにしてきた馬がどのような成績を残していたのかを年齢別に分けてみました。

天皇賞秋で3着以内に好走して当レースに臨んだ馬の成績は以下の通りです。

4歳馬(4-3-5-3)「勝率27%、連対率47%、複勝率80%」「複回収率123%」

5歳馬(1-2-2-11)「勝率6%、連対率19%、複勝率31%」「複回収率59%」

上記の数字をみれば差は歴然です。

天皇賞秋で3着以内に好走した4歳馬はJCで、「複勝率80%」、「複回収率123%」と買いの一手になっているのに対して、5歳馬は「複勝率31%」、「複回収率59%」と3頭に2頭は着外に消えています。

このデータから言えることは、5歳馬は天皇賞秋の反動があるということです。

つまり、サラブレッドとしてピークにある4歳馬ならば天皇賞秋の疲れがなく、JCでも連続好走しているのに対して、すでにピークを過ぎているあるいは過ぎかかっている5歳馬は天皇賞秋の疲れが抜けきらずに、さらにレベルの高いJCでは凡走してしまうということです。

さらに、上記の5歳馬の成績を人気別に分けると以下になります。

1番人気(1-1-1-0)

2番人気以下(0-1-1-11)

5歳馬でも1番人気に支持されるような実力馬ならば(1-1-1-0)と3着以内率100%となっていますが、2番人気以下だと(0-1-1-11)とほとんどが凡走しています。

ジェンティルドンナは1番人気確実なので、凡走する確率は低いもののこのデータからは勝つ確率は3分の1、すなわち33%程度だということです。

昨年は、好走して当然だった4歳馬でしたが、それでもデニムアンドルビーにハナ差辛勝だったことを考えれば今年は、このデータからは、勝つ確率は決して高くないといえそうです。

さらに、天皇賞秋を勝ったスピルバーグは、5歳馬で2番人気以下確実なので、(0-1-1-11)というデータから凡走する危険が大だということです。

そして、天皇賞秋で3着以内に好走した未完成の3歳馬も(0-1-1-3)で、5頭はすべて当日の人気は着順を下回っていました。となると天皇賞秋3着イスラボニータは、3~5番人気が予想されるので、4着以下が濃厚ということになります。

天皇賞秋組の結論としては、ジェンティルドンナのV確率は33%、スピルバーグとイスラボニータは勝てないということになります。

また、天皇賞秋で90年以降、10着以下は(0-0-1-18)で、これについては言うまでもなく、JCよりレベルの低い天皇賞秋で二けた着順では巻き返しは出来ないということです。

となると天皇賞秋14着のフェノーメノも当然消去対象となります。

イスラボニータとスピルバーグは、騎手のマイナスファクターにも該当しており、関東騎手が騎乗した馬は(0-1-0-38)と2着は2番人気だったオウケンブルースリだけで、関東騎手騎乗且つ3番人気以下は(0-0-0-36)と全滅しています。

以上がJC考察1~3の結論をまとめたものですが、となると「勝ち馬の資格」がある馬は以下の5頭となります。

ジャスタウェイ
ジェンティルドンナ
エピファネイア
ハープスター
デニムアンドルビー


上記の5頭の中から勝ち馬が出るのは間違いないでしょう。

そして、さらに勝ち馬を絞る「有効なファクター」があります。

90年以降(80年代は外国馬の独占状態)、あるファクターに該当する馬は(0-1-3-90)で勝った馬は1頭もおらず、2着馬も1頭しかいません。

上記5頭の中でこのファクターに該当する馬は2頭いるので、勝ち馬は5頭から3頭に絞れるということになります。

このファクターについては、ブログでは公開できませんが、ヒントしてはJCは「最強馬決定戦」であるということです。

つまり、このファクターは「最強馬」になる資格があるかどうかを根本的に考察しているということです。

最後に、残った5頭の中でこのファクターに該当するか否かは除いて、血統評価ナンバーワン以下の馬(D)でしょう。



皆さんの健闘を祈ります。
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JC考察3

JCと言えば、外国人騎手の活躍が目立ちます。

特に1番人気馬に騎乗した場合は、03年以降、(3-2-1-1)で着外に終わったのは、外国馬のデインドリーム(社台が半分権利を持っていたので完全な外国馬とはいませんが…)だけで、日本馬に限定すると(3-2-1-0)3着以内率100%となっていることからムーア騎乗のジェンティルドンナはやはり無視はできないでしょう。

そして、同じく外国人騎手が乗る馬で注目している馬(C)は以下になります。



その一方で、関東騎手が騎乗した馬は(0-1-0-38)と2着は2番人気だったオウケンブルースリだけで、関東騎手騎乗且つ3番人気以下は(0-0-0-36)と全滅しています。

このデータから関東騎手が騎乗するイスラボニータ、ワンアンドオンリー、スピルバーグは凡走の危険が高いと言えそうです。

JCは馬だけでなく騎手にも注目する必要があるということです。

いよいよ次回はJCの「ファイナルアンサー」をお伝え致します。

京都2歳Sの考察

本日は、新設重賞の京都2歳Sが行われます。

ディープインパクト産駒は、京都芝2000Mは「単回収率69%、複回収率83%」と得意にしているコースとは言えず、当レースでもOP特別時代には1~4番人気5頭を出走させて、3,8,5,7,4着と連対した馬が1頭もおらず、人気より着順が上回った馬もいません。

但し、過去10年のOP特別時代の当レースで単勝1倍台の1番人気は(5-1-2-0)と3着以内率100%となっていることからこのレースの本命は以下の馬でいいでしょう。



このレースはオッズ的にトリガミにならないようにするため「買い方」が最大のポイントになりそうです。

皆さんの健闘を祈ります

JC考察2

JCの枠順が決まりましたね。

3連覇を狙うジェンティルドンナは、2枠3番、ハープスターは3枠6番、ジャスタウェイは1枠1番と上位人気が予想される社台馬は軒並み好枠引きましたね。

まぁ、JCは「非公開枠抽選」のレースですから、JRAと社台の思惑でいくらでも枠順操作が可能なので、この枠順はある程度予想はつきましたけどね。

枠順の話はさておき、今回の考察にいきます。

まず、3連覇がかかるジェンティドンナですが、この馬の1番人気は間違いないでしょう。

今回は、このジェンティルドンナのV確率について探ってみます。

昨年同様に、天皇賞秋2着をステップにしてきましたが、90年以降天皇賞秋をステップにしてきた馬がどのような成績を残していたのかを年齢別に分けてみました。

天皇賞秋で3着以内に好走して当レースに臨んだ馬の成績は以下の通りです。

4歳馬(4-3-5-3)「勝率27%、連対率47%、複勝率80%」「複回収率123%」

5歳馬(1-2-2-11)「勝率6%、連対率19%、複勝率31%」「複回収率59%」

上記の数字をみれば差は歴然です。

天皇賞秋で3着以内に好走した4歳馬はJCで、「複勝率80%」、「複回収率123%」と買いの一手になっているのに対して、5歳馬は「複勝率31%」、「複回収率59%」と3頭に2頭は着外に消えています。

このデータから言えることは、5歳馬は天皇賞秋の反動があるということです。

つまり、サラブレッドとしてピークにある4歳馬ならば天皇賞秋の疲れがなく、JCでも連続好走しているのに対して、すでにピークを過ぎているあるいは過ぎかかっている5歳馬は天皇賞秋の疲れが抜けきらずに、さらにレベルの高いJCでは凡走してしまうということです。

上記の5歳馬の成績を人気別に分けると以下になります。

1番人気(1-1-1-0)

2番人気以下(0-1-1-11)

5歳馬でも1番人気に支持されるような実力馬ならば(1-1-1-0)と3着以内率100%となっていますが、2番人気以下だと(0-1-1-11)とほとんどが凡走しています。

ジェンティルドンナは1番人気確実なので、凡走する確率は低いもののこのデータからは勝つ確率は3分の1、すなわち33%程度だということです。

昨年は、好走して当然だった4歳馬でしたが、それでもデニムアンドルビーにハナ差辛勝だったことを考えれば今年は、勝つ確率は決して高くないといえそうです。

さらに、天皇賞秋を勝ったスピルバーグは、5歳馬で2番人気以下確実なので、(0-1-1-11)というデータから凡走する危険が大だということです。

そして、天皇賞秋で3着以内に好走した未完成の3歳馬も(0-1-1-3)と奮いません。

となると以下の馬(B)は危険な人気馬となりそうです。



JC考察3に続く。

JC考察1

先週はマイルCS不的中に続き、東スポ杯2歳Sも◎アヴニールマルシェ、〇サトノクラウンが1,2着も3着ソールインパクトを最後に無印にしてしまい痛恨の不的中となりました。

11月はほとんどいいところがなく、大不振ですが、理由ははっきりとしており、その理由については、会員様にはお伝えしました。

毎週レース配信を受けている会員様には、不調の原因はご理解できますが、ブログで書くような内容ではありませんし、仮に書いたところで、見苦しいだけなので、結果を出すのみです。

今週は国内最高賞金のJCが行われます。

マイルCSの優勝賞金が1億に対して、JCの優勝賞金は2億5千万ですからJCの優勝賞金がいかに破格の額であるかがわかります。

そして、JCと言えば、やはり「社台」でしょう。

今年も、登録馬19頭中11頭が社台関係馬で占められており、非社台(外国馬を含む)は厳しい戦いを強いられるのは間違いありません。

社台が圧倒的に有利ということを示すデータを1つ紹介しましょう。

東京改修後の03年以降、5番人気以下の非社台(外国馬を含む)は(0-0-0-93)と全馬着外という絶望的な数字で、5番人気以下で3着以内に入った馬は11頭すべてが社台関係馬だったことから、5番人気以下の伏兵で買えるのも社台関係馬だけということになります。

となると以下の馬(A)の復活は極めて難しいと言えそうです。



JC考察2に続く。

東スポ杯2歳Sの考察

昨日のマイルCSは2着までとしたダノンシャークに勝たれてしまい撃沈しました。

気を取り直して、東スポ杯2歳Sの考察をしたいと思います。

04年以降の過去10年であるファクターに該当する馬は(5-2-2-6)「単回収率270%、複回収率182%」と買いの一手になっています。

今年あるファクターに該当する馬は2頭出走していますが、さらに1~3番人気に支持されると(4-1-0-0)連対率100%です。

あるファクターこのファクターに該当する馬は以下です。



皆さんの健闘を祈ります。

マイルCS考察6

昨年の当レース以降、過去1年間で京都芝外1600Mの重賞は6レース行われました。

その6レースの勝ち馬は以下になります。

デイリー杯2歳S 5番人気1着タガノエスプレッソ

マイラーズC   3番人気1着ワールドエース

京都牝馬S    2番人気1着ウリウリ

シンザン記念   1番人気1着ミッキーアイル

京都金杯     6番人気1着エキストラエンド

マイルCS    2番人気1着トーセンラー

デイリー杯2歳Sはディープインパクト産駒が参戦していなかったレースですが、勝ったのはディープインパクトの全兄のブラックタイド産駒のタガノエスプレッソでした。

それ以外の5レースはすべて6番人気以内のディープインパクト産駒が勝利しています。

となると今年のマイルCSを勝つ馬はやはり「以下の馬(F)」ということになるでしょう。



以上で、マイルCSの考察は終了とさせていただきます。

皆さんの健闘を祈ります。

マイルCS考察5

今回は、14年連続で連対馬を出しているファクターを紹介します。

京都外回りと中山外回りは共に高低差が激しいコースで、簡単に言うと京都芝外1600Mと中山芝外1600Mはリンクしています。

その証拠に14年連続で中山芝外1600Mの重賞で0.1秒以内差又はOP特別で勝利のある馬が以下のように連対しています。

13年2着3番人気ダイワマッジョーレ(ダービー卿CTクビ差2着)

12年2着1番人気グランプリボス(朝日杯FS1着)

11年1着5番人気エイシンアポロン(朝日杯FS2着)

   2着11番人気フィフスペトル(京成杯AH1着、朝日杯FS2着)

10年1着13番人気エーシンフォワード(NZトロフィー0.1差2着)

09年2着14番人気マイネルファルケ(ダービー卿CTクビ差2着)

08年2着1番人気スーパーホーネット(朝日杯FS2着)

07年1着1番人気ダイワメジャー(ダービー卿CT1着)

   2着4番人気スーパーホーネット(朝日杯FS2着)

06年1着1番人気ダイワメジャー(ダービー卿CT1着ダービー卿CT1着)

05年2着4番人気ダイワメジャー(ダービー卿CT1着)

04年1着1番人気デュランダル(OP特別ニューイヤーS1着)

03年1着5番人気デュランダル(OP特別ニューイヤーS1着)

02年2着3番人気エイシンプレストン(朝日杯FS1着、NZトロフィー1着)

01年1着4番人気ゼンノエルシド(京成杯AH1着)

 2着2番人気エイシンプレストン(朝日杯FS1着、NZトロフィー1着)

00年1着13番人気アグネスデジタル(NZトロフィー0.1差3着)

以上のように00年以降の連対馬28頭中17頭が「中山マイルで重賞0.1差以内差好走又はOP特別勝ち」がありました。

となるとマイナスファクターも同居していますが、以下の馬(E)は軽視禁物でしょう。



マイルCS考察6に続く。

マイルCS考察4

マイルCSの出走馬が決まりましたね。

では今回の考察にいきます。

01年以降、前走からの斤量別の成績は以下となります。

斤量増(1-2-2-50) 「単回収率17%、複回収率34%」

増減なし(6-5-4-64)「単回収率109%、複回収率74%」

斤量減(6-6-7-77)「単回収率56%、複回収率79%」

前走から斤量が増えていた馬は55頭中1頭しか勝っておらず、さらに年齢別で分けると以下になります。

3歳(0-0-1-19)

4歳(1-2-1-5)

5歳(0-0-0-15)

6歳(0-0-0-5)

7歳以上(0-0-0-6)

前走から斤量が増えていた馬は上記のデータから4歳馬しか買えないということになります。

となると以下の馬は「危険な人気馬(D)」となりそうです。



マイルCS考察5に続く。

マイルCS考察3

前走から距離短縮組は03年以降、(7-5-3-54)ですが、1~5番人気が(7-5-3-15)と2頭に1頭が馬券圏内に好走しており、「単回収率153%、複回収率117%」と好成績なのに対して、距離短縮で6番人気以下は(0-0-0-39)と全滅しています。

今年の登録馬で前走から距離短縮組は以下です。

グランデッツァ

サンレイレーザー

ダイワマッジョーレ

タガノグランパ

トーセンラー

ホエールキャプチャ

ロゴタイプ

ワールドエース

前走から距離短縮組は5番人気以内は「買い」で、6番人気以下は「消し」のスタンスだとすると「買える馬」はトーセンラーと「以下の馬(C)」だけということになります。



マイルCS考察4に続く。
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